私の聴いてる音楽まとめ

好きな音楽の話をしてます

マージナル/OSTER project

こんにちは。

 

ボーカロイド音楽が全盛期を迎えています。10年くらい前は「オタクの聴く音楽」というイメージがあったように思いますが、アニメも含め生まれたときから二次元コンテンツが近くにある若者たちが、メインでカルチャーを形成する層になったことでそういう偏見もなくなってきたんだと思います。

私が小・中学生のころは黎明期~発展期くらいだったかなと思います。音楽の時間にはピアノが弾ける子が「千本桜」を弾いていたし、休み時間に「カゲロウデイズ」の考察みたいなことをしている子もいました。私自身も例外ではなく「マトリョシカ」を聴いたり、「人生リセットボタン」のニコラップの真似をしたり、「如月アテンション」で感動してみたり。ただ教室のメインストリームにあったかと言うと微妙です。ラッド・バンプ、あと少しのV系たまにボカロ、音楽の話題はそんな感じだったように思います。

高校生になると、椎名林檎ナンバーガールが私を待っていました。一人もくもくとそこを掘り、「この学校で一番音楽に詳しいのは私だ」と思っているキツい音楽ファンとなった私がボカロ音楽を聴くことは殆どなくなっていきました。

 

そんな私も大人になり、再びボカロ音楽を良いと思う体験をしました。

それが今回のテーマである「マージナル」です。作曲家はボカロ界のビル・エヴァンス(勝手に言ってます)ことOSTER projectです。曲自体は10年以上前の曲ですが出会いは1,2年前で、Reizoko Cj の"Dark Side"でサンプルされていたのがキッカケでした。後々知ったことですけど「ストロー」をはじめとしたaikoの楽曲の編曲に携わってます。めちゃくちゃ大物です。

 

原曲を初めて聴いたときは「ここのコードワーク何?」の連続でした。Aメロとかは理解出来るんですが、Bメロは遷移が高速なんで「待って待って」という感じです。曲の展開を理解した今聴いてもあんまよくわかってないですが、コードのクオリティを変えて新たな展開に進めていってる感じですね。でもちゃんと強進行に忠実なのでしっかり気持ちいいんです。ポップに仕上がってる中で、体が跳ねるようなコードを入れてくるもんで「うわここっ!」って箇所が何個も出てきます。イントロの強進行連続の後のDmajとかね。あそこのエレキ好き。

 

マージナル、サブスクにはライブ版(しかもショートしてる)しかないのでCDを買ったんですがOSTER project自身のアルバムである"Cinnamon Philosophy"バージョンはYoutubeなどに上がっているDIVAの音源と比べ、音作りとミックスが少し荒削りかなという印象です(DIVA版のミックスに慣れてたってのもあるかもしれないです)。聴きやすいのはやっぱり"-Project DIVA- Original Song Collection"版の方だと思います。あとこのアルバムに入ってる恋色病棟という曲は結構良かったです!

 

マージナル以外の曲だと"AIシテ!きりたん"とか"tete-a-tete"なんかが好きです。後者に関しては彼女が10代のときに作った曲みたいですね。すごすぎる。

 

Spotifyのwrapped、私は音楽を聴きながら寝ることがよくあるし、取り寄せたデータを確認したら反映されてないものがあったりで真っすぐに信用できる集計ではないと思ってますが、2022年私のSpotifyのトップアーティストはフレネシでした。そんな彼女もYoutubeOSTER projectの"tete-a-tete"をカバーしています。

youtu.be

 

私のこのブログ1回目南波ちゃんの記事(南波ちゃん30歳の誕生日おめでとう。)でもフレネシについては触れていたと思うので、そろそろ彼女の音楽についても書きたいです。

 

あと地味にこの方の歌ってみたも好きです。めっちゃ「アホの子」みたいな声とサビ頭のちょっと変えた譜割りが良い。

youtu.be

 

 

 

今回はこの辺で。

上の方であげた「人生リセットボタン」、kemuというボカロPが作曲してますが、2022年の終わり頃"raspberry cube"という曲にハマり、kemu=堀江晶太が作ったと知りました。この曲についてもその内記事にしたいです。底抜けに明るい曲調なのに聴いてるとすごい切なくなるんですが、薄々勘づいているその原因について書きたいと思います...。

 

ではまたー