私の聴いてる音楽まとめ

好きな音楽の話をしてます

Girls In June/Dirty Art Club

こんにちは。

 

20余年生きてきた私ですが、趣味と言える趣味が音楽しかありませんでした。

ですが去る2022年、車という移動手段を手に入れたことで遠方へも出かけられるようになったため、それを機に登山を始めました。来週もどこか登ってこようかと計画しております。

 

友人と行くこともありますが元々が一人でいる方が楽な性分ですので、ソロ登山をすることが圧倒的に多いです。大体持ち運び出来るBluetoothスピーカーで音楽を流しながら登っています。(人とすれ違う時は何か恥ずかしいので音下げてますが...)

森は生きている、キセルなどなど、ドリーミーでソフトな楽曲を持っている音楽を聴くことが多いです。が、その中でも圧倒的に聴く回数が多いのがDirty Art Clubです。中でも1曲リピートにしてまで流すくらい好きなのが今回のテーマ、アルバム"Vermilion"の"Girls In June"です。

 

この楽曲も例に漏れずドリーミーな楽曲なんですが、個人的にものすごく森や山の中のイメージができる音像だなと思います。木を揺らす風のようなパッド、落ちた枝や枯葉を踏むようなビート、遠くに聞こえる人や動物の出す音のようなボーカル。

その中で歌うギターの美しいことと言ったらないです。ちなみにこのギターですが調べてみるとサンプリング元は有名なジャズスタンダードである"You Go To My Head"からではないかと書いているブログがありました。

www.beautifulsongoftheweek.com

 

言われてみると確かに納得です。キーもコードも同じですし。(因みに"You Go To My Head"はエヴァンスとバドの演奏が好きです。)

 

 

Dirty Art Clubそのものとの出会いは2,3年前だった気がします。

当時Flying Lotusに激ハマりしてた私は、IDMやジャズトロニカを聴きまくってました。話が逸れますけどその時期にiglooghostを好きになり、そこからやグリッチブレイクビーツなどのジャンルを経て、ブレイクコアに到達したという物凄く綺麗な流れがあります。(更に関係ないですけど当時NANORAYの"DesktopBuddy"をめちゃくちゃ聴いてた記憶があります。)

IDMの海を彷徨っている中でアルバム"FMTI"の"Transcendental Levitation"と出会いました。もともとUMOとかCrumbみたいなサイケなサウンドは好きな方だったので、その気もあるDirty Art Clubの世界には一瞬でハマりました。"Dust and Ivory"や"Plastic Drip"なんかもよく聴いてました。その後登山を始め、色んな音楽を聴きながら登っていたわけですが、"Girls In June"が山と相性良すぎることに気づいてからより聴くようになったと思います。

 

音楽って曲自体の美しさとは別の経験との、複合的な体験をもってその魅力が倍増することってありますよね。星の見える川沿いを散歩した時に聴いた"Kawaii Razor Blades"、晴天の高原牧場で聴いた"House of Woodcock"、忘れません。。

山でよく聴くバンドとして上でも挙げた森は生きているやキセルなんかの曲も、登山を始めてからもっと好きになったと思います。「ロンド」、「ねの字」最高です。

 

今回はここらへんにしようかなと思います。めちゃくちゃタイムリーなんですけど、この記事書いてる3/3、Dirty Art Clubが"Lux Obscura"という新曲をリリースしてました。一聴した感想は「オーソドックスなDACだな」ぐらいな感じでしたが。スルメかもしれないのでもう少し噛んでみようと思います。

 

ではまた!