こんにちは。
みんみん蝉が鳴き出す季節になったら
僕は河原で日向ぼっこをする
そんな時期ですね〜。
今回は森は生きているについて書きます。
もう何年も前なので詳しい時期はあまり覚えていませんが、大体6年くらい前ですかね。インディーロックやドリームポップなどを始めとしたギターが主軸の音楽に傾倒していた頃に出会った記憶があります。ただ出会った当初から「物凄く良い!」と感じていたわけではなく、「何となく聴く」が1か月に1回あるかないかとかでしたね。何がキッカケでよく聴くようになったのかは自分でも分かりませんが、ジャズやサイケに深く触れていくに連れて、森は生きているの音楽の独自性や魅力に惹かれていったんだと思います。
ジャンルとしてはソフトロック中心ですが、他にも上で挙げたようなジャズ、サイケ、他にもカントリーなど色々な要素が感じられます。
森は生きているのことを一言で表すなら「浮遊感」という感じでしょうか。ボーカル竹川さんは「木・空・鳥」みたいな、私たちを今いる苦しい世界から取り出してくれるような声をしています。理論的なところで言うとSDm周りのコードの使い方やドミナントへのスケールの当て方が好きです。
Dirty Art Clubの"Girls in June"の記事でも書きましたが、最近登山を始めて一人で登りに行くときには森は生きているもよく聴きます。登山中は平地よりも空に近い分雲の流れがはっきり見えたり、風が強い分木々の揺れる音がよく聞こえて、自分が自然に近づいている感じがすごい好きなんですが、森は生きているの音楽にはそれをブーストする力があるような気がします。
今回は「帰り道」をテーマに選びましたが、この曲はまさに帰り道(特に夏の)に聴きたくなるような音楽です。夏休みに自転車で友達の家から帰っていたとき、夕立に降られておばあちゃんちに避難していたあの時間を思い出します。。。
性格的に「懐かしいな」を感じるとともに「もう戻れない...」を強く感じて悲しくなってしまいますが仕方ないですね、前を向いて行きましよう。
「帰り道」のような歌詞もいいんですが、自分の好み的には「ロンド」の歌詞が好きです。(曲も含めて総合的に考えた時には「ロンド」が一番好きかもしれないですね。)
これはドラムの増村さんが作詞されているようで、今は文筆家としても活動されているようで納得のクオリティです。
不意に降りてきた天鵞絨の布がすべて包んで攫っていくと
私は8月頃によく現れる灰色の大きな雲が雨を降らせて街を洗い流していく様子かなと思っていますが、とにかく言葉選びや当てはめ方がとても美しいです。
「三鷹おんがくの時間」で披露している「ロンド」のライブ映像はその空間の雰囲気も相まって別次元って感じがします。狭い会場でのライブなので場に広がる空気が濃く充満しているような感じがして映像からでも漏れてきそうです。
ミュージシャンが売れたとき、「あの頃のがよかった」と言う人に対して「ただマイナー音楽が好きな自分が好きなだけでしょ」ってカウンターする人がいますよね。勿論そういう場合もあると思いますが、自分は狭いライブ会場のほうがエネルギーの密度が濃い感じがして良いなと思っているのでそういう意味での「あの頃のがよかった」を使ってる人もいるんじゃないかなと思ってます。(自分はそもそもライブ自体が苦手なんであんま語れないですけど。)
よく言われますが、「小さいライブハウスが似合うバンド」ってのはやっぱりあると思いますよ。その言葉には「メインストリームにあるような音楽性じゃない」みたいな意味も含まれてるかもしれませんが。。
話は大分逸れますが、この売れてる音楽・売れてない音楽については色々感じていることがあるのであとで1つの記事にしたいと思っています。「売れてないからこそ価値があり、売れてしまってはその精神性が失われる音楽があるのでは?」という話です。
今回はここらへんで終わろうかなと思います。
3月くらいからひっさしぶりにツイッターを始めました。
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ではまたー。