私の聴いてる音楽まとめ

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Slvt/Sewerslvt【楽曲紹介・レビュー・感想文】

みなさんこんにちは。アサケミと申します。

 

個人的な話ですが8月末に環境の変化がありかなり不安を抱えています。入学、クラス替え、異動...私こういった環境の変化に人一倍ストレスを感じてしまう人間なんですよね。

まあ時間って進むことしか出来ないクソ概念なんで、そんな概念が支配するこの世に生まれてしまった以上仕方ないですね。

 

今回はそんな暗い気持ちの私をより暗くする楽曲、Sewerslvtの「Sewer//Slvt -EP」より、7曲目(9曲目)の「Slvt」について書きます。

 

Sewerslvt自身については語らないでおこうと思います。人間色々ありますよね。

とにかくアルバム「we had good times together, don't forget that」を最後に現在は活動を行なっていません。

 

Sewerslvtは私にブレイクコアの魂を注入した偉大な存在です。

昔からアニメ「serial experiments lain」が好きだったのですが、いつだったかな...lainに登場するクラブ「サイベリア」の名を関する「Cyberia lyr3」をSpotifyにサジェストされたのです。

初め聴いた時にはなにこれ...といった感じでした。著作権なんて完全無視...でもブレイクコアlainの用語や音声が多く引用されていることに関しては、lainのテーマの一つである「インターネット上での偏在」を体現しており、このジャンルの音楽を聴いていくうちにすっかり引き込まれていきました...

好きな曲は様々ありますが「Kawaii Razor Blades」と並びトップレベルで好きなのが今回のテーマである「Slvt」です。

 

壊れたエレピの音で始まるこの曲(この音が本当破滅的で美しいんです..)、コードはⅠ-Ⅳとなってます。インディーロック、オルタナ、ドリームポップなんかのジャンルで高校時代を乗り越えた私にとって、この進行が一番馴染み深かったのかもしれません。初めて聴いた瞬間からアア〜と感嘆を漏らしていました。

突然暗転し、金切り声のようなノイズと共に襲い掛かるビート!そしてそれを支えるベース。私はSewerslvtらしさの正体は、そこにある暗くて重いベースの音の存在感だと思っています(もちろんブレイクビーツも上手なんですけどね)。

そして残るノイズとサンプリングされたであろう音声(このサンプル元、調べても出てこない上になんて言ってるのかもよく聴き取れずです..気になるなあ)。

基本的にループものですし歌詞も特にないので、感想文はこれくらいにしておきます。Sewerslvt自身のバックグラウンドを含めて、作られている世界観が好きなのですが、彼(彼女)のバックグラウンドに触れるのは少し難しいので...

分量少ないですが2020以降に聴いている回数で言えば間違いなく10位以内には入るでしょう(Kawaii Razor Bladesも入ってると思います)。相当好きです。

 

 

ところで「Slvt」が収録されたEP、「Sewer//Slvt -EP」にはSewerslvtの最も有名な楽曲「Pretty Cvnt」が収録されており、ストリーミングの数字なんかを見ても恐らく最も人気のある作品だったと思います。

しかし2022年7月の頭(私の記録が正しければ7日です)、各種ストリーミングからこのEPが無くなってしまったのです....

本当にびっくりしました。引退後もずっと音楽は残り続けると思い込んでいたので...

bandcampでは現在も発売されていますが、こちらで発売されているバージョンには「I Love It When You Suffer」と「NTR Ending (Cardiac Arrest Due To Overdose」が入っていません....(とくに「NTR Ending」に関してはこのEP「Sewer//Slvt」で一番最初に気に入った楽曲だったので悲しかったですね)。

サウンドクラウドからも消えてしまっているため、この2曲に関しては現在有志の方がアップしているものがあるだけで、公式的に聴く術がないです(...ですよね?)

なぜ彼(彼女)が「Sewer//Slvt」を消したのか。お金が欲しかったとかならまあいいんですけど(ただインポートした曲とSpotify自体に上がってる曲って音圧に差があってちょっと...これってLUFSってやつの影響ですか?)、もし何か別の意思があってSewerslvtの作品を徐々に消していくつもりなら、ものすごく悲しいですね。

...まあ多分お金だと思いますが。あ、勘違いして欲しくないんですけどお金が欲しいから消すとかあり得ない!なんて言うつもりはさらさらないです。それを言っていいのは多分..いやほぼ100パー無断でサンプリングされているワタモテのed曲や、イカ娘の音声を勝手に使われている著作物の権利者のみだと思います。

 

Sewerslvtの影響を受けた私ですが、それ以降ジャンルの幅が大きく広がり新しく聴き始めたミュージシャンは非常に多いです。ブレイクコアだとC!erra My$t、エレクトロだとPoter Robinsonなんかが代表的です。今度彼らについても書くかもしれません。

 

次回はまた日本のミュージシャンにしようかな。

 

ではまた!